オーシャン東九フェリーが最高なのでレビュー【徳島から東京へ】

関東から四国四県(香川、愛媛、高知、徳島)へ旅行した帰り道にオーシャン東九フェリーを利用しました。
行きは高速道路、帰りはフェリーでしたが圧倒的に後者の方が快適だったので皆様にもこの感覚を味わって欲しく記事にしてみました。

フェリーの旅は本当に素晴らしく一度体験してしまったらもう抜け出せません。

東京-徳島の移動時間比較

オーシャン東九フェリー

11:30出航で到着が5:40の約16時間

高速道路

空いている時間を走り続ける想定で休憩無しだと大体8時間
実際には休憩しながらになると思うので大体10時間くらいでしょうか。

睡眠時間を加味すると実質の時間はほぼ変わらないですね。
疲労度を考えたら圧倒的にフェリーの方が楽です。

東京-徳島の料金比較

オーシャン東九フェリー

2日前までのWeb予約で割引が効くのでその前提で見積っています。
また、一般的な車であれば全長5m未満の料金で計算しています。

車 : 30,250円
大人 : 11,010円

大人二人までと車で行った場合には41,260円かかります。
大人二人と車で行った場合には52,270円かかります。

車両1台につきなんと大人二人まで乗船可能に!   2021年5月25日追記

多くのフェリーでは、車両航送運賃にてドライバー1名まで最安グレードで乗船できますが、オーシャン東九フェリーでは7月から、同額で2名まで乗船可能になります。
乗りものニュースより引用

なんと2021年7月1日から車両1台につき大人二名までは同額で乗船可能となります。
この改定は一般客に取っては超朗報で、価格的にもフェリーでの旅行が選択肢に入ってきますね。

 

高速道路

高速料金 : 約17,000円(平日のETC割引適用)
ガソリン代 : 約13,000円(距離約650km、燃費8km/l、ハイオク平均価格の152円)
合計で30,000円になります。

価格差

二人までで行った場合には約1万円の差
大人二人で行った場合には約2万円の差
で高速道路の方が安くなります。

簡単にまとめると1万円の差額で東京 – 四国間の運転代行をしてもらっているイメージですね。
宿代わりと考えてもよいかもしれません。

私は目的地に到着後、疲労の無い状態で旅行がスタート出来るのでフェリーを第一選択肢にします。
フェリーで移動すると本当に旅行が楽になりますし、フェリーは結構楽しいです。
電波がないので強制的に読書や自分を思い直す時間など新鮮な時間の使い方ができます。

混雑について

私は2018年の3月15日から16日くらいにフェリーを利用しましたが非常に空いていました。
具体的にはトラック2台、乗用車3台、ロードバイクが4台くらいで、乗船客全部合わせても10人くらいでした。

個室利用の客が2組くらいいたので、一番安い大部屋(10人くらいの相部屋)が貸し切りでした。
オーシャン東九フェリーは大部屋でもきちんとベッド、布団など各種アメニティが付属するので非常に快適です。

こうなってしまうと逆に個室の方が狭いくらいなので、閑散期に利用する場合は下手に個室を予約しない方がお得です。

オーシャン東九フェリー徳島ターミナルでの乗船手順

1.駐車場に入る

駐車場に入ると係員の人が誘導してくれます。

2.受付

この建物の中で受付をします。
係員の人が何時から受付開始ですと教えてくれるのですが、全然時間通りに開始しないのでちょっと不安になります。
建物の中には入れるので気長に待ちましょう。(多分四国の人は時間にルーズなんです)

3.車で待機

チケットを買ったら車に行き先が記載されている紙をフロントガラスに置いて待機します。

4.乗船

時間になると係の人が案内してくれるので指示に従って乗船します。
トラック→二輪車→一般車の順番で乗船していくので周りがそわそわしだしたら運転席で待っていればよいと思います。

フェリー出発後は社内に入れないので必要な荷物は必ず持ち出しましょう。
寝具は備え付けられているので、娯楽グッズや食料品、お金を持っていけばOKです。

内観

オーシャン東九フェリーはまだ新しく非常に快適で綺麗なフェリーです。
今回の旅行で一番きれいな場所で寝ることができましたw

寝室

一番安いプランの寝室です。
フェリーの安いプランって広場で雑魚寝のイメージがありますが、オーシャン東九フェリーは違います。
1部屋に2段ベッドが5個くらい並んでいる半個室ルームなんです。

しかも毛布に枕、布団と寝るために必要なものが全て備え付けられています。
カプセルホテルや漫画喫茶で寝るのが苦じゃない人には全く問題がないと思います。

私が利用したときは空いていたので各部屋1組で大部屋が貸し切り状態でした。
部屋割りの配慮もきちんとしてくれます。

10人分の部屋を貸し切っているので個室より快適だったのではないかと思っています。

食堂

食堂はこんな感じで自販機と電子レンジが立ち並んでいます。
飲み物も食事も法外な値段ではなくコンビニ価格でした。

ご飯は量が少ないですしフェリー限定みたいなものでもないので、普通にコンビニで買っていった方が絶対に良いです。
飲み物は自販機で十分です。

窓際の席にはコンセントも付いていて充電しながら休憩出来るようになっています。
船内にWi-Fiもないですし道中は電波が殆ど無いのでオンライン作業は結構キツかったです。
(殆どの区間で電波があるにはあるので軽作業なら可能です。)

ご飯

ご飯は基本的に冷凍食品かカップ麺です。
フェリーのご飯を楽しみにしていたのでコンビニでお菓子しか買わないで行ったのですが失敗でした!
もう少し限定品があると思っていたのですが…

受付

受付ではフェリー到着後のバス予約やお土産、酔い止めなどが販売されています。
営業時間が非常に短いので出港後さっと済ませてしまうと良いと思います。
特に到着後の送迎バスは前日までの予約制なので徒歩組は忘れると大変です。

また、酔い止めは錠剤だけではなくこのようなツボ押しバンドも販売されていました。
船酔いだけでなく車酔い、妊娠中のつわりにも効くらしいので1つお守りがわりに持っていくと良いかもしれません。

ゲームセンター

ゲームセンターがありました。
ほぼスロットしかないので結構大人向けです。
お客様の一人がスロットで当てていましたが何を貰えるかは不明です。

シアタールーム

リクライニングシートに大画面のテレビが備わった場所があります。
私は殆どの時間をここで過ごしました。
Kindleで本を読んだりテレビを見たり…
大部屋の硬いベッドで寝るよりはここの方が熟睡出来るかもしれません。

シアタールームの裏には歯ブラシやバスタオル等の自販機があります。

洗濯機、コインランドリー

シアタールームから見える場所に家庭用っぽいドラム式洗濯乾燥機が2台あります。
値段は普通のコインランドリーと変わらないのですが、乾燥が弱すぎて1時間半も乾燥機にかけることになりました。
到着時に生乾きなんてことにもなりかねないので、洗濯は乾燥しやすいものだけにした方が良いかもしれません。

洗濯乾燥機が2台しかないので結構混雑しています。

お風呂

塩素が強くてプールっぽいですがオーシャンビューのお風呂も付いています!
お風呂にも洗い場がありますし、別途シャワールームもあります。
出港直後は混むので少し時間をずらしたほうがのんびり入れると思います。

デッキ

出港直後は皆さんデッキにいます。
特になにかある訳でもないので記念撮影だけしておきました。

因みに到着直前はデッキにいられないので注意して下さい。

自転車置き場

写真を撮り忘れてしまったのですが輪行袋を置くスペースがありました。
因みに自走でも乗船可能ですがその場合は自動車と同じスペースに置いていくことになります。

金額が変わってくるので節約したい人は輪行袋に入れて手荷物として乗船した方がよいです。

まとめ

フェリーを利用したのは初めてだったのですが、予想以上に快適で楽しめました。
10時間運転して車中泊の疲労を考えたら1万円の差額でこの快適さに投資する価値は大いにあると感じます。

フェリーも揺れるには揺れているので変な体制で本を読んでいたら酔いそうになりましたが、オエーッと言う感じにはなりませんでした。
乗り物酔いしやすい人と同乗しても平気でしたし、オエーッと言っているお客様もいませんでした。

フェリー客は年々減っているようですが自家用車で旅行をしたい人には最高の選択肢になりますよ!

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