家づくり始めました。の第2話です。
今回は家づくりをするにあたっての最優先事項である家に盛り込みたい希望をまとめていきます。
家づくりの流れについて
家は一生に1-2回の大きな買い物です。その場のノリで決めるのではなくあらかじめ計画を練って家づくりを始めるべきです。
私達は7年前から希望の間取り案を何度も作り、住宅情報も仕入れ続けていました。
将来的なキャッシュフローも自分なりに毎年更新し続けていて、いつなら家計が破綻せずに家が買えるのかも真剣に考えています。
家をノリで買うなんてあり得ないと言う声が聞こえてきそうですが・・・
実際にはよくある話なんです。
戦隊ショーがあるから子どもと一緒に見に行こうなんて感じで住宅展示場に足を踏み入れてしまうとそれが最後。
なんだか家がすごい良いものな気がしてきてしまいノリでハウスメーカーと仮契約しちゃうんですよね・・・
こんな感じで住宅展示場はあの手この手で集客してきます。
家を買うつもりじゃなくてOK!地域の住民と交流したいのでこういうイベントを開いているんです!みたいな感じで家とは全く関係のないイベントが毎週のように開かれているんです。
家づくりの流れ
この流れで家づくりを始めたら無駄な労力が少なく良い家が建てられるのかな?と思っています。
その流れとは…
ハウスメーカーを先に選ばない
よくある家づくりの流れを見ていると、とりあえず住宅展示場に入って積水ハウスなど大手で人気のあるメーカーを見て回る。
何件か回っていると気に入ったモデルハウスだったり、営業だったりにめぐり逢い、家づくりを始める方が非常に多いと感じています。
が、これは絶対にやってはいけません。
これこそがハウスメーカーの狙いで、あまり家づくりを真剣に考えていない客を契約させるための住宅展示場と言っても過言ではありません。
自分が本当に求めていることがわからないまま、家づくりが開始されてしまいます。
実際、家の具体的な会話をするのは設計士であって営業ではありません。
ですので、営業やハウスメーカーの良さを最優先にするのはちょっと違うかなーと思っています。
予算ありきで決めない
借り入れ金額が年収の何倍までと言う制限があったり、実際に返済できる現実的な金額があったりすると思いますが、この時点で予算を気にしてはいけません。
予算度外視で検討した結果、予算が足りないなーとなったら今は家を建てる時期ではないと思います。
妥協して家を建てたら絶対に後悔します。
一生に一度の買い物でちょっとした後悔をしながら暮らすのだけは絶対に避けなければなりません。
どの家も完璧にやりたいことを叶えられるわけではないので、ここに100万かけるくらいならこっちのハウスメーカーで良いかーみたいなのは全然ありです。外壁は光触媒や磁器タイルで極力メンテフリーにしたかったけど、ローコスト住宅じゃないと建てられないから一番安い窯業系サイディングで良いかーみたいな妥協はやめましょうと言う話です。
家に盛り込みたい希望をノートにまとめる
家を建てよと考えたときに一番最初にやることは希望の間取りを考えることです。
夫婦それぞれが家に求めるものを書いてまとめていきましょう。
お互いマッチするものは最優先、片方だけマッチするものは譲れないもの譲れるもので分けて、譲れないものだけを残しておきます。
我が家だと…
夫 : インナーガレージ(譲れない)、高気密・高断熱、メンテフリー、太陽光発電
妻 : 高気密・高断熱、メンテフリー、太陽光発電、緩やかな階段、土間収納(譲れない)、間取りの自由度
がそれぞれの希望でした。
二人の希望をまとめるとこんな感じですね。
最優先事項
- 高気密・高断熱
- メンテフリー
- 太陽光発電
- 土地柄、水害や地盤沈下にも気をつけなければいけません
次点
- インナーガレージ
- 土間収納
となります。
マイホームデザイナーで実際に間取りを作ってみるのもあり
その際にマイホームデザイナーなどを使って実際に間取りを作ってみるのも良いかもしれません。
このソフトは本当にド素人のわたしたちでも使えるようにできているので、何も難しいことはありません。
このソフトを使って、理想の間取りにするにはおおよそ何坪くらいの家になるのか。土地の広さはどれくらい必要なのかがかなり具体的に分かります。
我が家では家を建てるつもりがないころから何年も間取りを作り続けていたので、真剣に検討しだす頃にはお互いかなり納得の行く間取りが出来上がっていましたw
ハウスメーカーの特色を研究する
優先事項が分かったら、ここで始めてハウスメーカーの選定に入ります。
ここでは高価格帯から低価格帯までまんべんなく選んでみるのが良いです。
我が家の希望を考えると…
- 一条工務店(高気密・高断熱+太陽光発電)
- パナホーム(鉄骨ならではの間取りの自由度を狙う)
- セキスイハイム(鉄骨の間取り自由度+太陽光発電)
- ヤマト住建(高気密・高断熱で大手よりも安いであろう中堅メーカー)
これらが候補に上がりました。
理想と違うハウスメーカーを選択肢に入れない
ここで自分たちが求めている家と全然違う部分を得意としているハウスメーカーを選んではいけません。
よくあるのはブランドを優先し、このHMじゃないと嫌だとなってしまったり、地場の工務店が安くて良いはずと勝手に考えてしまったりです。
真四角の豆腐ハウスでいいのに積水ハウスや住友林業などを選ぶのも変ですし、造作たっぷりの超オシャレな家にしたいのにセキスイハイムや一条工務店を選ぶのも変です。
こういうチグハグなことを避けるために理想の間取りありきでハウスメーカーを選ぶべきだと私は考えています。
まとめ
ここでは家づくりの準備として最初にやるべき「理想の間取りについて」をまとめました。
次回はいよいよハウスメーカーの選定についての話になります。
私もハウスメーカーを決めるときに、一般人が書いたブログを一番信用できるソースとして調べていたので需要もあるのではないかなーと思います!
楽しみにしていて下さい。
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