今まで車とスマートウォッチの記事ばかり書いていたこのブログですが、家づくりも新しく取り扱おうと思っています。
ブログを分けるべきか考えたのですが、インナーガレージハウスを建てることを考えると結局車好きの方しか見に来ないのではないかと思いこのブログで取り扱うことにしました。
記念すべき最初の記事は、なぜ家を建てるのか?を書いていきます。
なぜ新築戸建てを建てようと思ったか
家族構成の変化で家が手狭に
我が家にはちょうど1歳になる子供がいます。
今の賃貸は私が新卒で就職したころからずっと住んでいるボロ家で、流石に手狭になってきました。
これが一番大きな理由です。
私一人ならボロ家でも狭い家でも良いのですが、親たるもの子どもファーストに生活せねばならないと思っていますので、こんな家じゃ流石にかわいそうです。
今の家はボロくて狭い
今の家が40世帯くらいが住める賃貸マンションなのですが、築35年くらいのマンションでかなり古いです。
そんな家に10年以上暮らしている人はなかなかおらず、私が間違いなく長老ですw
狭くて、古くて、冬はまともにエレベーターも動かない、家賃が異常に安い家に住み続けるほど家にこだわりがない人は中々いないのだろうなーと思っています。
マンション内でも子育て世代はシングルマザーの方が一人いるだけです。
夫婦で住んでいるだけでも相当珍しく、ほとんどが単身世帯で大体は2-3年で引っ越していきます。
テレワークシフト
妻はもともと家で仕事をしていました。
そこに新型コロナウイルスがやってきて、私もテレワークするようになりました。
この狭い家ではどうにもならず喧嘩が絶えなかったので、2年前から新たに事務所を借りて生活しています。
そうすると実質2件分の家賃を払うことになるので、せっかく家の家賃が安くても結構な出費になってしまうんです。
賃貸だと希望の間取りがない
どうせ引っ越すなら事務所無しでそれぞれが仕事できるような家にしたいと、賃貸を3年近く探し続けていました。
子供が産まれることも3年前から見越していて、最低3LDKSを条件に探しています。
最初は賃貸住宅を探していましたが、3LDK止まりの家がほとんどで、なかなか希望の賃貸は出てきません。
出てきたとしても家賃だけで毎月数十万円かかるか、駅からめちゃくちゃ遠いかです。
どうにもならないまま月日ばかりが経過し、いよいよ子供が1歳になりどうにもならなくなってしまった訳です。
家を建てる決意
私達夫婦はどちらも正社員ではなく不安定な仕事をしていますので、長期のローンにはかなりの不安がありました。
しかしながら、子供が大きくなるにつれこの狭さはかわいそうだと言うことで、遂に家を建てる決意をします!
住宅展示場って戦隊ショーとかご当地グルメ食べ比べとかいろいろな催しがあるんですよね。
全然家を建てる気がなくても大歓迎で、とりあえず足を運んでほしいとのことですが、こうやって見事術中にハマるんだろうなー
家って何かのきっかけがないと中々建てないですからね。きっかけづくりに住宅展示場はやっぱり良いです。
マンションVS戸建てVS賃貸について
家を建てると言うと必ずついてくる、賃貸の方がお得、せめてマンションにしないと…みたいな話があると思います。
こちらも私なりに納得がいくまで調べました。
結局、私のように家がボロくなっても大して気にならない人はトータルコストが安い戸建て住宅が一番なのでは?と言う結論になりました。
マンションは資産が残りやすい?
今首都圏のマンション価格はうなぎのぼりで上がっています。
10年前に新築だったマンションの中古価格がなぜか新築の値段を大きく超えるくらいのバブルっぷりです。
こういう事象が起きているので家が値下がらない=資産価値が残り安いと言われていてマンションブームが起きています。
そのため、首都圏で家を新しく買うのであればマンションが良いと言う意見の人も多いですよね。
私の実家もずっとマンションでした。
実際は築年数がある一定の水準を超えると一軒家の方が価値が残る
https://livhub.jp/column/stay-column/sale-used-property-price-features-age.html
より引用
このグラフを見る限りマンションは築20年を超えると大幅に価値が下がり始めます。
築25年くらい経過すると一軒家の方が価格が高くなってくるんです。
なので、一生の家に何回も引っ越すのであればマンションで良いと思いますが、長く住むことを考えると一軒家の方がお得になる可能性が高いです。
これは意外ですよね。私も色々と勉強していて驚いた指標の1つです。
マンションは住人が修繕費用を積み立てて自分達で修繕をし続ける必要がある
マンションと言えども築20年くらい経つとだんだんと痛みが出てきます。
そうなれば必然的にそろそろ大規模な修繕をしましょうか、という話になってくる訳です。
そこでマンションの住人(住宅素人)が修繕会社に点検や修繕の見積を作ってもらいます。
そうすると、ほぼ100%の確率で修繕積立費では賄えきれない高額な見積が出てきます。
お金が足りなければ修繕できないので、当初は毎月20,000円だった修繕積立費が、30,000円,40,000円とどんどん上がってくるわけです。
下手したら一時金でいきなり数十万円の集金がくるパターンもあります。
これでは当初想定していた費用より、実質家賃が上がるような感じになるので、住めば住むほど費用負担が大きくなってしまいますね。
さらに、古いマンションは空室も目立ってきますから、その分の負担増もありますね。
結局マンションも一軒家も同じように修繕積立が必要で、おそらくその費用はマンションのほうが大きいです。
賃貸の方がコスパが良い?
これは一生住宅ローン返済額と同等の、家賃10万円の家に引っ越しながら住み続ければ、ある程度きれいな家にずっと住めるからコスパが良いと言う発想ですね。
また、身軽なので急な転勤などの影響も受けにくいです。
築数十年の一軒家やマンションに家賃10万の価値がないかもしれない
築数十年の持ち家は古臭くなるでしょうから、住宅ローンの返済額である毎月10万円くらいの費用に見合わない家になってしまっている可能性は確かに高いです。
収入の宛が一生ある人にとってはこの選択は十分価値があるのではないかと思っています。
新築戸建のメリットは?
夢が叶う
新築一戸建て最大のメリットは夢が叶う!です。
例えば私なら、大きなインナーガレージの家を作って、家から毎日愛車を眺めたい。
自室に大きな仕事部屋が欲しい。
こんなことは賃貸では到底実現実現できないか、相場よりも非常に高い家賃を払うかしかありません。
普通の家の間取りだとそもそも夫婦それぞれの部屋なんていう概念がないものがほとんどです。
もちろん大きなインナーガレージがある賃貸も相当貴重です。
これが注文住宅だと現実的なローン支払額で実現できてしまうんです。
いやもう本当に魔法みたいですよね。
日本の住宅優遇制度は本当にすごいなと思います。
もちろん実際は借金なので、賃貸では借りられないレベルの家を背伸びして買ったとも表現できるわけで、きちんとした資金計画は必要です。
生涯のトータル費用は最安
一軒家の修繕積立費はそこまで費用がかかりません。(もちろん極力メンテフリーにする工夫をした家に限ります)
また、住宅ローンも払いきってしまえば、固定資産税くらいしか取られるものがありません。
家は確かにボロくなりますが、この状態で数十年住むのであれば、絶対的な費用は他のどのパターンよりも安いです。
老後の年金生活で家賃が払えないなどと言ったリスクも限りなく低いですよね。
車を5年毎に乗り換えれば常に新しいクルマでコスパもいいですが、30年間同じ車に乗り続けている人と比べれば圧倒的に費用はかかっているはずです。
この考えに納得できるかどうかが新築戸建を選択するかどうかの判断基準になる気がしています。
私はフリーランスで老後の厚生年金や退職金などが全く当てにできませんので、今あるお金で老後の安心を買ったほうが良いだろうと言う判断です。
また、家のボロさに関して言えば私はあまり気にならない性格なので、ボロくなっても別に後悔することはなさそうです。
(新入社員のときに借りた、築40年の家に今でも住み続けているくらいには我慢できます)
注文住宅は家の性能が高い
近年のそれなりの注文住宅は、断熱等級、耐震等級などの性能が非常に高いです。
それにより普段の生活が快適になるわけです。
太陽光発電などもできますし、家が高気密、高断熱であれば光熱費などの節約にもなりますね。
普段の生活環境が良いというのは、コスパ以上に価値があるのではないでしょうか。
また、空き家対策として「長期優良住宅」と言う制度も始まりました。
親から子に、子から孫に同じ家を引き継いでいきましょうと言う国を上げての施策です。
これにより、家の性能が大幅に向上しているはずで、今までみたいに50年も経過したら取り壊すしかないような家にはならないと思っています。
自分が生活しやすい間取りにできる
注文住宅は自分たちが一生懸命間取りを考えて家を作ります。
そのため、考えうる中で自分たちが一番生活しやすい間取りになっているわけです。
マンションや賃貸では一般的な間取りになってしまう家が多いので、多少の不便を我慢しながら生活することが多いのではないかと思います。
土地は一生価値が残る
建物価格は数十年で確かに0になってしまいますが、マンションの一室とは比べ物にならないほどの土地を所有することになります。
私は幸い親が所有している土地がありまして、しかも数十年で価格が何倍にもなっている非常に価値の高い土地です。
こういう土地を上手く購入できれば、家の値段がどんだけ下がっても実質プラスになる可能性があります。
逆に、持続不可能な都市などこれから地価が下がり続けてしまうような場所だとこれは負の遺産になってしまうかもしれません。
まとめ
今回はなぜ家を建てるのか?と言う話をしてみました。
正直に言って今までボロ家に住みながらため続けたお金と同等レベルの買い物をすることに恐怖がないわけではありません。
私はどちらかと言えば堅実なので、ノリと勢いだけで家を買おうなんて発想にはとてもなりませんw
それでも冷静に考えると持ち家も悪くないだろうとの決断に至って購入することにしました。
巷では賃貸一択と言った裕福層の意見が多いですが、庶民ほど老後の資金計画は大事です。
裕福層みたいに常に新築の家に引っ越し続けられるほどお金を稼ぎ続けられますか?貯められますか?
そこまでのお金がない庶民であれば、結局老後はボロ家の賃貸です。
どうせボロ家なら持ち家の方がいいのではないでしょうか。
というわけで私の一生に一度のお買い物ブログ始まります!
次回は、希望の間取りについて書いてみたいと思います。