私の愛車であるコルトラリーアートバージョンRでバック中、ガードレールにこすってしまい酷い有り様になってしまいました…
ぶつけた箇所はリヤのバンパーでサイズとしては500円玉くらいですが、下地が出てしまっています。
修理をお店に頼むと3万以上コースなので自力で直してみることにしました。
用意するもの
沢山ありますが、本当に最低限必要なものです。
エアゾール
コルトのレッドメタリックはペンタイプしか販売していません。
リペアをキレイにしたい場合はスプレー必須なので必ず購入しましょう。
こういう簡易的なものでも十分です。
タッチペン
色々とオートバックスやイエローハットを回りましたが全く置いてないです。
三菱車が人気なさすぎてタッチペンすら置いてくれません…
ボディペン(クリア)
今どきの車はだいたいトップコートにクリア層があります。
ボディ色の色を塗った後、最後にクリアを吹く必要があります。
シリコンオフ
塗装前に必ずシリコンオフで脱脂しないといけません。
これを怠ると本当に塗装やパテがのりません。
プラサフ
これも塗装をうまくのせる為にはほぼ必須です。
仕上がりが段違いに変わってくるので買ったほうがよいです。
ボカシ剤
これをキズよりも少し広い範囲に吹きかけることで、微妙な色の違いや缶スプレーで出やすい塗装のザラザラ感が緩和され目立たなくなります。
素人作業ではキレイに色合わせや塗装ができないので特に必須の商品です。
サンドペーパー
耐水の600,1000,2000くらいのサンドペーパーを用意しておきましょう。
バンパーパテ
これで周囲との段差を埋めてから塗装しないと絶対にキレイに直りません。
コンパウンド
傷の塗装後は気合のコンパウンドが必要です。
ここでどれだけ頑張れるかでキレイに直るかどうかが決まります。
荒いのから細かいものまで数種類用意しておくと労力がかなり抑えられます。
マスキングテープ
やり直し剤
これがあるとないとで心の余裕が違います。
バンパー傷補修方法
1. マスキング
スプレーは予想以上に飛び散るので大げさにマスキングします。
2. ヤスリ掛け
水をつけながら傷とその周辺を耐水サンドペーパー#600~#1000で磨き続けます。
傷がない部分までヤスリがけするので怖いですが勇気を出して磨く必要があります。
手で触って傷と周囲が滑らかに行き来できるくらいになったら終了です。
3. シリコンオフ、パテ盛り
シリコンオフで全体を濡らしてきれいなウエスで拭き取ります。
その後うすづけパテで表面を盛ります。
このとき大事なのが塗装より盛り上がるくらい多めに塗ることです。
キレイに塗れたほうがもちろん後処理が簡単ですが、少し歪んでいてもこの時点では全然問題ありません。
乾燥時に少し凹むのでとにかく厚盛を心がけましょう。
逆に塗装より凹んでいるとパテからやり直しと言う最悪の状態になります。
4. ヤスリがけ
一番大事な工程です。
ここでサボると仕上がり時に泣くので完璧と思うまで頑張りましょう。
耐水#1000~2000を使用して塗装面とパテの厚さが均一になるまでひたすら磨きます。
指でやってると面出ししにくいのとやけどするので、四角い木やスポンジなどの型を用意してヤスリを挟んで磨くと簡単です。
5. プラサフ
プラサフを傷プラス2cmくらい四方に塗っていきます。
サーッサーッって感じで薄く3度塗りくらいしましょう。
ここで1時間程度放置します。
乾いた後にパテの気泡や段差が見つかりやすくなっていると思います。
ここで段差が見つかったら手順4のヤスリがけからやり直しです。
面倒でもここをサボると本当に泣きをみます!
うまく出来ていたら再度耐水の#2000で完璧に平滑化します。
ヤスリがけの連続で泣けてきますが気合でやります。
6. 塗装
ここでようやく塗装に入ります。
シリコンオフして拭き取って、塗料をスプレーします。
一発勝負になるので予め新聞紙などで予行練習しといた方が良いです。
10cmくらい話して左肩to右肩1秒くらいのペースで薄くなんども塗りましょう。
そのうち下地がみえなくなってきます。
何度も何度も薄く均一に塗料を吹いていきましょう。
ボディ色の塗料が塗り終わったら数十分放置して今度はクリアを同じように吹き付けます。
7. コンパウンドで磨く
塗装後はブツブツしていたりして粗さが目立つので、液体コンパウンドを使ってひたすら磨きます。
ただただひたすら磨くとそのうち目立たなくなってきますので自分が満足いくところまで頑張って終了となります。
補修結果
角度によっては少し目立ってしまいますが、普通にしていればほとんど傷がわからないくらいまでには補修できました。
作業時間はだいたい10時間くらいです。
滅茶苦茶大変だったのでもう二度と車はこすらないようにしようと誓いました。
正直言ってこれだけの作業をたった数万円でこれよりもクオリティ高く直してくれるなら私は業者に頼みます。
本当板金屋さんは職人ですね。尊敬します。
まとめ
とにかく各工程サボることなく完璧と思うまで行うことが成功のコツです。
少しでも妥協すると仕上がりが最悪になります。
本当に本当に面倒ですが、傷の補修にはとにかく忍耐力が必要です。