今回は、WRX S4 VBHのアーシングポイントを解説します!
WRX S4 VBHはアーシングキットがほとんど販売されていないですし、あってもかなり高額で中々手が出せません…
と言うわけで、キットに頼らずDIYでアーシングをやりました!
誰でも効果を感じるくらいに、エンジンが静かになり、音質が向上しました。
簡単DIYですので、ぜひためしてみてくださいねー
アーシングとは
マイナス電流を効率よく通すための仕組み
車のマイナス電流は基本的にボディを経由してバッテリーに送られます。
つまり、車のボディは全体的にマイナス電流が流れています。
とても理にかなっている仕組みなんですが、ボディを巡り巡ってバッテリーにだとノイズが多いです。
これが音質低下やパワーロスにつながっていると言われているわけですね。
ボディ経由だと効率が悪いので、各パーツと直結してマイナス電気を回収してえば最強じゃない!?と言うのがアーシングになります。
最近の車は効果がない?
最近の車はメーカー側で細かく設計されているので、アーシングの効果は薄いか、下手したら逆効果と言われていますが…
実際のところスバル車(WRX S4 VBH)では効果を感じました!
WRX S4 VBHのアーシング手順
アーシングの説明なんて不要!と言う人が多いと思うので、早速ですがアーシングポイントのご紹介です。
難易度
所要時間
20分
難易度
★☆☆☆☆
0.用意するもの
ソケットレンチ

8mmや10mmくらいの小さい六角が回ればなんでもOKですが、一箇所はかなり手が届きにくい場所にあるのでロングソケットや角度が変えられるものがあると便利かもしれません。
アーシングケーブル
私が今回行ったアーシングポイントは60cmが1本、80cmが2本でちょうどよいです!
60cmが1本

80cmが2本

バッテリーメモリー

アーシング時の事故防止のためにバッテリーのマイナス端子を外します。
そのときに車の設定を保持する意味で必須です。
これをやらないと時計がリセットされたり、下手したらアイサイトエラーなどが出る可能性もあるので気をつけてください。
導電グリス

導電性のグリスを端子に塗っておくとサビ防止になるのでおすすめです。
0.イメージ説明

最初にどういう配線にするのかのイメージを書いておきます。
むやみにアースポイントを増やしてもしょうがないので、効果が見込まれる可能性の高い以下の3箇所にアーシングを施しました。
- 純正ボディアースに共着
- 純正アース(インタークラーの下)に共着
- ボンネットに装着

上の2箇所はスバルの純正アーシングケーブルに追加で這わせるだけなので、限りなく失敗リスクが低いですし、ノイズ低減効果も見込みやすいですね。
1.バッテリーメモリーを装着


モバイルバッテリー式やバッテリー式。
OBD2式かバッテリーに直接ワニ口クリップで挟む方式。
色々あるのでお好きなもので準備してください。
個人的にはOBD2方式が作業の邪魔にならなくて気に入っています。
2.バッテリーの端子を外す


作業中はショートする可能性があるので念の為マイナス端子を外しておきます。
3.ボンネットへのアーシング
ボンネットのボルトを外す




ボンネット助手席側のボルトを1本外します。
ケーブル配線


こんな感じでボンネットサイドの水切りの下を通して配線します。
4.ボディアース
バッテリーカバーを外す


ヒューズボックスの裏にボディアースがあるので、カバーを外します。




ヒューズボックスカバー裏のボディアース用ボルトを外します。
黒い純正のアーシングケーブルが見えますね。
少し作業スペースが狭いので、T型レンチなどヒューズボックスから逃げたところで作業できる工具があると便利です。
このボルトが少し特殊で、縦に切り欠けが入っているようです。
普通の10mmボルトに入れ替えようとしても入っていかないので注意してください!
私は少しやらかしました( ゚д゚)
ボディーアースの配線


純正ボディーアースとは反対側を経由して配線します。
ヒューズボックスをコの字に回っていくとキレイに配線できますよ。
5.インタークーラー下のアーシング
ここが最難関です。
やることはボルトを外してケーブルを噛ませるだけなのですが作業スペースが本当に狭いです。
ボルトを外す




これで場所わかりますかねー
2枚目のレンチが付いている場所です。
インタークーラーの下に純正の黒いアーシングケーブルがくっついているのでそれが目印です。
これを頑張って外してください。
手持ちの工具だと最悪どうにもならない可能性があるので、フレキシブルエクステンションバー+電動ドライバーみたいな組み合わせを用意しておくと良いかもしれません。





こんな感じでまともに目視できないくらいの位置にあるので、手の感覚だけで作業しないといけません。
手の感覚を頼りに純正アーシングケーブルと共着する
目視しながら作業ができないので、手の感覚を頼りに頑張って締めてください!
これはもう気合しかありません!
純正アース1本ならまだ良いですが、2つの端子にボルトを通すのが結構たいへんでした。
6.バッテリー側にアーシングケーブルを装着


バッテリーのマイナス端子先端にターミナルがあります。ここに純正アースも取り付けられているので全部まとめて共締していきます。
- ボンネットアースはフロント側(画像下方向)に
- ボディアースは上方向に
- インタークーラー下は左方向に
それぞれケーブルを逃がしながら締めてください。
3本の端子を足すだけでもかなりギチギチで工夫しないと中々締まりません。
意外とここが大変でした…
後はバッテリーのマイナス端子を装着し、バッテリーメモリーを取り外せば完了です!
7.完成


これでアーシングは終了です!
エンジンを掛けてみてチェックランプがでないことを確認すればOKです。
お疲れ様でした!
アーシングで体感できた効果
ここからは私が感じた違いを書いていきます。
プラセボの可能性がある部分もありますが、極力数値でわかるものを書いていきますね。
エンジンの回転数が下がった。車が静かになった
エンジン始動一発目での違いはこれです。
今まではアイドル時に1,200回転くらいの回転数だったタイミングで、900回転くらいまで落ちるようになりました。
これによって車がかなり静かになったと感じます。
空気抵抗が減った?ハンドルが軽くなった?
運転してまず感じるのはハンドルが軽くなりました。
これは良くも悪くもで、ハンドルはある程度重さを感じるほうが直進安定性が高いです。
これが軽くなってしまったのでボケっとしてるとふらふらしやすくなりました。
何かしらの抵抗が減っているんだろうなーと感じています。
ボンネットの汚れが減った
これは感覚的なものですがボンネットアースの効果で、明らかにボンネットに付着する汚れの量が減っています。
今まで毎週洗車しないとなーって感じだったのが、2週間に1回でいいかーとなるくらいの体感差があります。
これはボンネットにアルミテープを貼ったときに効果を感じていたので、それの強化版と思って良いのではないかと考えています!




まとめ
アーシングはオカルトと言われることも多いですが、個人的にはどの車でも効果を感じています。
純正アースだと予算の都合なのか、品質的に微妙なことが多いのでしょう。
DIYだったら数千円程度のちょっと良さげな格好いいケーブルを買って気軽に試せるのでぜひ試してみてください。
効果を感じない人は中々いないのでは?と思います!
これが、専用設計の超高級品だと手を出しにくい気がしますが、数千円ならやってみる価値があると思いますよー
それでは!
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