スバル純正のドライブレコーダー、7万円もする割に画質が本当に悪いですよね。
至近距離でも相手のナンバーが確認できるか怪しいレベルです。
何のためのドラレコ?状態なので、純正OPのドラレコは本当にオススメできません。
と言う訳で、今回はWRX S4 VBHのドラレコ取り付けを自分でやる方法をご紹介します!
VNレヴォーグもほぼ同様のやり方で実施できますよ。
スバル純正ドラレコの画質は本当に悪い
スバル純正のドラレコって本当に画質が悪いんです。
スバル純正ドラレコはナンバーが読み取れない
スバル純正のドラレコはこんな感じです。
フロントの画像は一応ナンバー二桁分だけモザイクを描けたのですが、残っている数字が読めますか?
私は数字はギリギリ読めたとしても地域や3桁の番号、記号なんかはほぼ読めません。
リアに至っては魚眼レンズで、本当に見にくいです。
リアは比較用に夜間の画像にしましたが、昼間で至近距離+停車状態でもナンバーが読めないレベルです。
本当にこんな感じで、ドラレコとして意味がないレベルの画質なんです。
10年前に私が初めて付けた激安ドラレコよりも画質が悪い…
こんなレベルの画質でも2024年現在も純正OP扱いで、7万円以上するドラレコの高画質モード録画ですからね!
本当にスバルには騙されました。
安全を売っているスバルの純正ドラレコとは思えません。
アプリも酷い
アプリの出来が本当にひどくて私のスマホだと録画データの確認ができません。
具体的にはUIが異常拡大されてしまい、録画データの確認画面に進むためのボタンが表示されないんです。
なのでアプリを起動しても実質何の操作もできません。
こんな状態のアプリが何年も更新されずに放置されているので、もう本当にドラレコとして機能していません…
私はThe Androidと言ってもよいPixel 8 Proを使っているので、これに対応していないアプリ=Android非対応と言い切ってもいいくらいだと思います。
スバル車のドラレコは後付をオススメ
こんな感じでドラレコとして機能しているとは言えない状態なので、ディーラーOPのドラレコは買わない方が良いです。
後で市販品を購入して自分で付けるなり、ショップに取り付けてもらうなりした方がいいです。
難易度は高くないので不安だなーって人も是非一度最後まで記事を読んでみてください!
きっと自分でもできそうと自信が付いてくると思います。
用意したドラレコはVANTURE E3
VANTURE E3
VANTURE E3の特徴
このカメラを選択したのは、機能と値段のバランスが絶妙なところです。
超高機能なのに安い。そして品質も良い!と三拍子揃っている現時点で最強なんじゃないかと思えるドラレコになっています。
何がそんなにすごいのか順番に特徴を見ていきましょう。
2筐体3カメラ式のドラレコ
定番のフロントカメラ、リアカメラに追加でフロントカメラの後ろ側に車内を映すカメラが付いています。
車内を映すカメラは乗車している人はもちろん、サイドに迫ってくる人や車も映すことができるんです。
この3カメラ方式により、実質360度近い監視が可能になっています。
画質が良くて広角
- フロント:1944P 160度
- 車内:1080P 165度
- リア:1080P 160度
とドラレコとして必要十分の画質と画角を備えています。
駐車監視に対応
別売りの電源直結ケーブルを購入すれば駐車監視も可能です。
GPS内蔵
もちろんGPSも内蔵していて、MAPと共にどこを走っていたのか、車速はどれくらいだったのかも一緒に録画してくれます。
Wi-Fi対応
自信のスマホに専用アプリを入れることで、スマホから設定の変更、録画データの確認、ダウンロードなどいろいろな操作ができます。
いちいちSDカードを外さなくてもドラレコのデータを確認できるので便利です。
音声コントロール可能
ドラレコは基本的に助手席側に付けることが多いですよね。
そうすると、あおり運転を受けた!みたいなときにとっさにイベント録画ができない訳です。
ノーマル録画だと知らない間にデータが上書きされてしまい、証拠が消えてしまったなんてことになりかねません。
この製品はそんな問題を解決してくれる音声コントロール機能が付いているんです。
ドラレコに話しかけて操作してもらう時代が来るとは思ってもみませんでした。
金属製の筐体で高級感抜群
フロントは放熱性に優れた金属製の筐体になっています。
樹脂でできているドラレコが多い中、金属筐体を採用しているので高級感もあります。
安い!
これだけの特徴がありながらお値段なんと
約25,000円!
WRX S4 VBHのドラレコ取り付けを自分でやる方法
ドラレコの説明はここまでにしておいて、以降はドラレコ取り付けをDIYでやる方法を書いていきます。
VNレヴォーグや11.6インチの大型ディスプレイ搭載車種も大体同じやり方でできますよ!
WRX S4 VBHのドラレコ取り付け手順
難易度
所要時間
120分
難易度
★★☆☆☆
難しくはないですが、作業量が多いので面倒に感じるかもしれません。
0.用意するもの
今回は用意するものがたくさんあります。
忘れずに全てそろえておきましょう!
ドラレコ
どのドラレコでも大体同じ付け方になるので、お好きなドラレコを用意してください!
私のオススメは「VANTRUE E3」です。
電源直結ケーブル
ドラレコに対応した電源直結ケーブルを用意してください。
今回はオフタイマー、電圧監視付きのこの「VANTURE VP01]と言う電源直結ケーブルを用意しました。
配線を隠したい方や、駐車監視をしたい方は必須です。
低背ヒューズ
自分の車両に合った電源付きのヒューズが必要です。
WRX S4 VBHやVNレヴォーグの場合は20Aの低背ヒューズが2つあればOKです。
内張り剥がし
いくつかパネルを外すので内張り剥がしがあると便利です。
ドライバー
パネルを外すときに必要です。
レンチ
アースをとるときに必要です。
シリコンオフ
ドラレコは両面テープ固定なのでシリコンオフ必須です!
ヒューズプーラー
ヒューズを外すのに必要です。
細いラジオペンチでも代用可能です。
検電テスター
どこが常時電源でどこがACCなのかの確認はもちろん、どっちが+電流なのかを確認するためにも必要です。
1.場所決め
設置禁止エリア
アイサイト搭載車は物の設置禁止エリアがあるのでそこを避けて設置しないといけません。
雨でもOKな場所は運転席側
助手席側は設置禁止エリアを避けるとワイパーの拭き取り範囲に入りません。
また、運転席側に設置した方がアイサイトカバーを外さなくて良い分、配線が楽になります。
そのため、雨の時の録画を考えると運転席の上がベストです。
ただ、運転席の上は運転中視界に入ってくるので邪魔なのが最大のデメリットです。
アイサイトとワイパー拭き取り範囲の問題で設置場所が中々難しいんです。
色々と考えて私は助手席側に決定
どこに付けても一長一短ですが、私は雨の日にほとんど車に乗らないので助手席側に取り付けることとしました。
2.電源直結ケーブルの準備
2-1.電源直結ケーブルと電源付きヒューズを接続
- 赤色の常時電源ケーブルと20Aの電源付きヒューズ
- 黄色のACCケーブルと20Aの電源付きヒューズを接続
写真だと圧着工具に挟まれていますが、キボシ端子はもともと付いているので普通は押し込むだけでOKです。
今回はなぜかキボシが上手くハマらなかったので圧着しており紛らわしい画像になってしまいました。
3.フロントカメラからヒューズボックスまでの配線
フロントカメラからヒューズまでは以下の流れで配線していきます。
- フロントガラス上
- Aピーラー
- サイドパネル
3-1.アイサイトカバーの取り外し
設置場所を決めたら、ケーブルの先端をマスキングテープ等で固定して配線スタートです。
文字にすると本当に簡単なパネル外しなのですが、このカバー…
押すというか拳で叩きまくるとバキッ!と言う嫌な音と共に外れます。
それくらい固いので心してかかりましょう。
項番3で外すパネルは以降も同様です!
3-2.Aピラーの取り外し
Aピラーカバーは爪で引っかかっているだけなので、上部に指か内張り剥がしを入れて引っ張れば簡単にとれます。
これもひねって抜けば簡単に外せます。
3-3.Aピラー部分をサイドエアバッグの邪魔にならないように配線
Aピラー側はサイドエアバッグにかからないように何箇所かインシュロックで止めながら配線していきます。
最後はサイドパネルとウェザーストリップの間にケーブルを落としておいてください。
3-4.サイドパネルカバーの取り外し
次にサイドパネルを外していきます。
こちらも爪で止まっているだけですので、内張り剥がしを差し込みながら持ち上げれば簡単に外せます。
サイドパネルをはずすとヒューズボックスが見えてきました。
3-5.サイドパネルを半分取り外し
ハンドル下のカバーも少し外さないと作業しにくいので、こちらも外していきます。
このパーツはサイドパネル側とフットレスト(センター側)にプラスネジ(赤丸の2箇所)、後は爪で止まっています。
ネジだけ外しておいて必要に応じて爪を外しながら作業しましょう。
3-6.使用するヒューズの確認
今回は常時電源とACCの合計2箇所を使います。
万が一ヒューズが割れても影響が少なさそうな場所を選定した結果、赤丸の2箇所を使うことにしました。
- 20A 12V SOCKET
- 20A TRAIL R.FOG
3-7.ヒューズへの接続
サイドパネルまで引っ張ってきたケーブルをいよいよヒューズにつなぎます。
もともとささっているヒューズをラジオペンチやヒューズプーラーを使って外します。
そして、色々取り回しながらヒューズをこの2箇所に挿してください。
黄色の線と繋がっているものを画像の下の方(ACC)に接続
赤色の線と繋がっているものを画像上の方(常時電源)に接続
です。間違えてもエンジンONで動作してしまいますが、駐車監視ができなくなります!
他の車種の場合は検電テスターを使って反応がある方向を電源ケーブルが来るようにしてください!
3-8.アース接続
アースはヒューズボックスを止めている六角から取ることにしました。
少し狭いですがこんな感じで10mmのスパナを外側から入れて回しています。
ある程度緩めたらクワガタ端子を挟んで、再度締めれば完了です。
3-9.ケーブルを隠す
結構な長さのケーブルが余ると思うので、束ねてパネルの裏に隠してください。
場所はどこでもOKですが、私はこの四角い穴に押し込んでおきました。
これでもうドラレコの電源が入ります!
3-10.オフタイマーの収納
良い設置場所がなかったので、エプトシーラーを巻いてヒューズボックスとETCの間に押し込みました。
とりあえずこれで試走してみましたがお供しないので大丈夫そうです。
組み合わせは様々なので自分に合った設定にしてください!
4.仮動作確認
ドラレコを早速繋いで電源が入るか確認してみましょう。
配線が間違っていなければACC ONで電源が入るはずです!
電源が入ることが分かたったら再度エンジンをOFFにしてリアカメラの接続に移ります。
4.リアカメラ接続
リアはサイドエアバッグを極力避けたいので下ルートで通していきます。
ここではそれ以降を説明していきます。
4-1.ウェザーストリップを外しスカッフプレートまで配線
サイドパネルから下へはウェザーストリップを外しキックガードの隙間を通していきます。
4-2.スカッフプレートを外し、Bピラーまで配線
スカッフプレートは爪で止まっているだけなので上に持ち上げれば外れます。
スカッフプレートの隙間にちょうどケーブルが通せるくらいの隙間があるのでそこに配線していきましょう。
4-3.Bピラーの隙間を配線
スカッフプレートからBピラーの配線は無理やり下にケーブルを潜り込ませるだけです。
4-4.リアスカッフプレートからCピーラーへの配線
リアのスカッフプレートもフロントと同じく爪で止まっているだけです。
上に引っ張り上げて配線していきましょう。
リアガラスまではウェザーストリップを外しケーブルを持っていきます。
4-5.Cピラーの配線
Cピラーは隙間を通すだけで簡単に配線できます。
4-6.リアカメラの仮設置
リアカメラも仮設置します。
一番上に取り付けても視界は十分ですが、雨の日にワイパーがかからないのでそこだけ注意してください。
雨の日の録画を重視する場合はここから10Cmくらい下に取り付ける必要がありますが、今度は視界の妨げになります…
5.カメラの設置
面倒な配線作業が全て終わったのでいよいよカメラを設置していきます!
5-1.付属の土台シートを貼り付ける
ドラレコに付属しているドラレコの土台となるシートを貼り付けます。
シリコンオフをサボると著しく接着性が落ちます。
5-2.ドラレコを設置
フロントカメラもリアカメラも3Mの両面テープが最初から付いているので自分の好みの位置に貼り付けてください。
フロントカメラはレンズの向きが調整できるので多少雑でもどうにかなります。
画像だとわかりにくいですが助手席側に私は設置しました。
6.動作確認
- ドラレコの電源が入るか
- 前、後、車内それぞれのカメラがきちんと録画できているか
- 駐車監視の機能が想定通り動いているか
- 実際に道を走ってカメラが落ちてこないか
- ヒューズを挿し替えた部分がきちんと動作するか
- 今回はリアフォグが付けばOKですね
などなど、動作確認を入念に行います。
配線を何度も見直したのですが間違いはなし…
念の為ヒューズを抜いて同じ場所に挿し直したらなぜか動作するように。
と謎な感じで問題が解決しました。
6-1. VANTRUEの設定
VANTUREの場合は最初にWi-Fiに繋いでスマホから初期設定をすると便利です。
ひとまず駐車監視の設定だけすれば後はデフォルトで問題なさそうです。
私は動作検知による駐車監視にしました!
6-2. 駐車監視はエンジンOFFから5分経過で開始
VANTUREの駐車監視は電源直結ケーブルを繋いでいる場合、エンジンOFFから5分経過後に自動で駐車監視モードになります。
駐車監視モードに切り替わると画像のように真ん中にアイコンが出て、更に数分待つとモニタが消えます。
6-3.電圧指定オフの確認
バッテリーあがりを避けるためにオフタイマーの動作も確認しておきます。
タイマーOFF、電圧12.4V以下でオフ
みたいな極端な設定にするとあっという間に電圧が下回るので、早ければ10分くらいで電源OFFするはずです。
6-4.時間経過オフの確認
タイマー1時間、電圧12.2V以下でオフ
の設定にして1時間経過後、きちんとドラレコの電源が落ちるか確認します。
6-5.画質確認
最高画質の1つ下、1440Pで夜間に録画してみました。
かなりの明るさでナンバーもはっきりと視認できます。
露出の設定もできるので、もう少し下げてもよいかもしれません。
それくらい明るいです。
7.完了
動作確認まで全て終わったら、取り外したパネルを元に戻して作業完了です!
お疲れ様でした!
おそらく早い人でも1時間、初めてだと3時間くらいかかってしまうと思いますが業者に頼むと2万円くらいは工賃を取られるのでDIYする価値は十分にあります!
WRX S4 VBHのドラレコ取り付けを自分でやる方法のまとめ
WRX S4 VBHのドラレコ取り付けを自分でやる方法を紹介しました。
工程が結構あるので、非常に長い記事になってしまったかと思いますが詳しくまとめられたのではないかと思います。
他にWRX S4 VBHのドラレコ設置を解説している人もほとんどいないので、困っている方はぜひ参考にしてみてください!
それではみなさん楽しいカーライフを!