最近レーザー式の移動式オービスが普及してきていますよね。
私が普段使っている道路でも遂に移動式オービスによる検問が始まってしまいました。
その対策を早急に取るべく 、WRX S4 VBH レーダー探知機取り付けました!
移動式オービスは10Kmh超過でも切符を切ってくるらしく、交通の流れを妨げない一般的な速度で運転しているだけで捕まる可能性があるので本当に凶悪です!
という訳で早速取り付け手順を紹介していきます。
WRX S4 VBHのDIY記事は本当に少ないので、チャレンジしたい方は参考にしてくださいね!
アイサイトX搭載車の注意事項
アイサイトX搭載車はレーダー探知機の設置場所が大きく制限される
まず始めにアイサイトX搭載車の制限事項を確認していきます。
WRX S4 VBHはアイサイトXを安全に動作させるために何も設置できないエリアが非常に多いので、てきとうに設置すると保証対象外なんてことになりかねないので注意しましょう。
レーダー探知機は一般的にダッシュボードセンターの奥が一番精度が良いみたいです。
ただし、アイサイトX搭載車はそこに物が置けないので、ある程度妥協して設置場所を決める必要があります。

設置禁止場所の詳細
運転席から見た図と、上からダッシュボードを覗き込んだ図(VNレヴォーグ用しか見つかりませんでしたので微妙に長さが違う可能性があります)です。
簡単に設置禁止場所をまとめると以下のようになります。
設置禁止場所はこちら!
・フロントガラスの中央付近はほぼ設置禁止
・ダッシュボードの奥半分は設置禁止


※画像はスバル公式サイトより引用しています。
こんな感じで設置禁止場所の山ですね。
逆にどこなら設置できるんだ!って感じです。
設置禁止場所への設置も許容してくれる可能性がある
Xで教えてくださった情報によると、設置禁止場所にレーダー探知機を設置することも可能とのことです。
しかし、ディーラーでの取り付けはお断りとのことです。(勝手に取り付ける分には許すけどディーラーで責任は持ちませんという感じですね。)
アイサイトXの保証はおそらくなくなり、自己責任での設置になります。
しかし、ディーラーへの入庫整備は今まで通り受けられるようなので、どうしてもダッシュボードに設置したい場合は自己責任での設置が可能です。
実際の写真で禁止エリアを考えてみると設置場所が限られる
フロントガラスの左右の上にはテレビのアンテナ線と思われるものだったり、車検ステッカーなどがあったりで設置できる場所は限られてきます。
また、ダッシュボードの手前半分は平らな場所がほとんどないことに加え、レーザー探知の精度が格段に落ちるので何のためにレーダー探知機を装着したのか分からなくなります。

禁止場所だらけで設置できる場所が全然ありません!
設置場所はフロントガラス右上部に決定
色々と考えた結果、吊り下げステーを使ってフロントガラスの右上部に設置することにしました。
アイサイト禁止エリアとアンテナ線をかわしてもギリギリ設置できます。
WRX S4 VBH レーダー探知機取り付け方法
前置きが長くなりましたが、ここから本題のレーダー探知機取り付け方法です。
0.難易度
作業難易度
★★☆☆☆
特殊なことはしないので難易度は高くありませんが、ヒューズ周りを弄りたくない方、パーツを外したくない方はやめておきましょう。
作業時間
1時間くらい
慣れている人なら1時間かからないくらいです。
初めての人でも2時間くらいあれば終わるはず!
1.用意するもの
1-1.レーダー探知機
MSSSなどの最新レーザーに対応するにはユピテルかBRITZの二択になると思います。
Youtubeやブログなどで相当調べましたが、この二社はレーザー探知の精度もほぼ同じような感じで、差は感じられませんでした。
2025年時点だとセルスターは誤報が多すぎて実質使い物になりません…
私のオススメはユピテルのLS1200Lです!



A1200Lなど似たような名前で発売されているものは販売経路が違うだけでものは同じです。
一番安いところで買っちゃってください!
BRITZ、セルスター、ユピテルと今までに全メーカーの機種を使ってきましたが個人的にはユピテルが頭一つ抜けていると思っています。
他社は機器も休めですし、データ更新も無料なのでお買い得感はあるのですが、作り込みが違います。
これなら高くてもユピテルがいいなーと思ってしまいますね。


この記事での画像はLS1100L(A1100L)になっていますが、1200Lと見た目も取り付け方も一緒なので安心して続きを読んでくださいね。
ユピテルの特徴
- 業界最大手の老舗
- 分離型も販売されている
- 吊り下げステーが標準同梱(型番による)
- データ更新が有料(年間5,500円)
BRITZの特徴
- コムテックがやらかしたのでBRITZがOEM販売している(コムテックの後継と考えてOK)
- 分離型が無い(本体=レーザーの受信機なので設置場所の制約がある)
- 吊り下げステーがオプションパーツ
- データ更新が無料
- 2022年モデルだと一部のレーザーに反応しない(こういうパターンはユピテルで聞いたことがないので、品質はユピテルの方が高いのだと思われます)
1-2.配線関連商品
シガーソケットに挿すだけならここは飛ばしてもOKです。
私はヒューズボックスから電源を取ったので色々と用意しました。
- ユピテル レーダー探知機用オプション 電源直結コード OP-11U
レーダー探知機を電源直結させるなら必須のオプションです。
YUPITERU¥1,650 (2025/03/27 04:14時点 | Amazon調べ) ポチップ - 低背ヒューズ電源 7.5A
ヒューズはどこから電源を取るかによりますが、7.5Aか20Aがオススメです。
私は7.5Aを購入
ポチップ - キボシ端子、クワガタ端子
キボシ端子とクワガタ端子が必要です。 個別に買っても良いですし、こういうセットが1つあると色々なときに便利です。
ポチップ
OBD経由で情報を取るとアイサイトXがエラーになるとの報告が多数あります。
取得できる情報量は増えますが極力使わない方が良いです。
アイサイトはもちろん保証対象外になります。
1-3.工具類
あまり使わない工具が必要なので、普段DIYしない方はAmazonで事前に購入しておきましょう!
- 圧着工具(圧着ペンチ)
キボシ端子をかしめるのに必要です。
ポチップ - スパナ
最悪10mmだけあれば行けます。
ポチップ - プラスドライバー
一般的なセットがあると便利
ポチップ - 内張り剥がし
powseed¥999 (2025/03/29 08:35時点 | Amazon調べ) ポチップ - 検電テスター
ヒューズのどっち側がプラス電流なのか確認するために必要です。
エーモン(amon)¥550 (2025/03/29 19:59時点 | Amazon調べ) ポチップ - シリコンオフ
何をするにもシリコンオフは絶対必要です!
ポチップ - インシュロック
ケーブルを束ねるのに必要です。
サイズは100-150で十分です。
ヘラマンタイトン(Hellermann Tyton) ポチップ
2.吊り下げステーの取り付け






配線の目安にしたいので、先に設置場所にステーを取り付けていきます。
ステーは両面テープなので簡単に設置可能ですよ。
私は、ステーがギリギリアンテナ線にかからない、極力右よりに設置しました。
ちなみに、吊り下げステーは簡単に取り外しができます。
必ず両面テープで付ける前にシリコンオフをしておいてください。すぐにテープが剥がれてくる可能性があります。
また両面テープは設置後24時間くらい経過して初めてパワーを発揮します。 それまでに負荷をかけると剥がれやすいです。
3.ヒューズの確認
電源をどこから取るべきか考えないといけませんので、先にヒューズボックスを見ておきます。
WRX S4の場合は運転席側にヒューズボックスがあります。
ヒューズボックスはETCが格納されている場所にある
ヒューズボックスはETCを下に引っ張ると覗けるようになります。
この構造のせいでヒューズボックスがやけに奥に行ってしまい作業しにくいです。
電源はACCかシガーから


ETCの裏にヒューズの配置が書いてあります。
一般的にACCかシガーから取ることが多いです。
今回はACC7.5Aから電源を取ることにしましたが、ここはお好みで。
検電テスターでのチェックも忘れずに
検電テスターを使ってエンジンONのとき、OFFのとき、ACCのときで反応があるかないかを調べます。
レーダー探知機なのでACCで付いてくれればOKで、エンジンOFF時は必ずレーダー探知機の電源も落ちるようにします。
テスターで反応がある方が上流になります。
必ず上流にヒューズの電源ケーブルが付くようにしてください。
そうしないと無駄な電気が流れるので故障しやすくなります。
4.Aピラーカバーの取り外し




Aピラーカバーは爪で引っかかっているだけなので、上部に指か内張り剥がしを入れて引っ張れば簡単にとれます。
サイドエアバッグの関係かAピラーカバー上部とAピラーが紐みたいなもので繋がっているのでそこだけ注意してください。
これもひねって抜けば簡単に外せます。
5.サイドパネルカバーの取り外し






次にサイドパネルを外していきます。
こちらも爪で止まっているだけですので、内張り剥がしを差し込みながら持ち上げれば簡単に外せます。
サイドパネルをはずすとヒューズボックスが見えてきました。
爪は全部で6箇所です。
6.サイドパネルを半分取り外し




ハンドル下のカバーも少し外さないと作業しにくいので、こちらも外していきます。
このパーツはサイドパネル側とフットレスト(センター側)にプラスネジ(赤丸の2箇所)、後は爪で止まっています。
ネジだけ外しておいて必要に応じて爪を外しながら作業しましょう。
7.電源直結ケーブルをヒューズに接続できるようにする
電源直結ケーブルは先端が加工されていないので、状況に合わせてケーブルを作らないといけません。
今回はヒューズに取り付けられるようにケーブルを作っていきます。
7-1.低背ヒューズとプラス電源ケーブルを取り付ける
ユピテルの電源直結ケーブル(OP-11U)は赤色のケーブルがプラスになります。
これを低背ヒューズに接続するための工程です。
・電源直結ケーブルのヒューズをカット
最初に電源直結ケーブルについているヒューズは不要なので、そこの手前でケーブルをカットします。
・皮を向いて銅線をむき出しに
赤色のプラスケーブルはヒューズ電源と接続するので、銅線をむき出しにしておきます。
・ヒューズ電源とプラス電源ケーブルをキボシ端子で圧着


用意してある7.5Aの低背ヒューズと先程用意したプラス電源ケーブルをキボシ端子で圧着します。
最後に絶縁カバーを軽く炙って収縮させたら完了です。
これで電源ケーブルとヒューズ電源が一本の線になりました。








7-2.マイナス側にクワガタ端子を取り付ける
マイナス側は最初から皮むきされているケーブルがあるのでクワガタ端子を圧着します。
マイナスはたったこれだけで準備完了です。
8.配線
ここまでで下準備は終了です!
ここからはようやく配線作業に入ります。
8-1.フロントガラスは上の隙間にケーブルを押し込む
フロントガラス部分は内張り剥がしでガラスと天井の内張りにケーブルを押し込んでいきます。
Aピラーまで通せば完了です。
8-2.Aピラーはサイドエアバッグの邪魔にならないように配線




Aピラー側はサイドエアバッグに引っかからないように何箇所かインシュロックで止めながら配線していきます。
最後はサイドパネルとウェザーストリップの間に落とせば完了です。


8-3. サイドパネルカバーを剥がしてケーブルを押し込む
Aピラーから引っ張ってきたケーブルはサイドパネル内にある四角い穴を通してヒューズボックスまで持っていきます。
最後までケーブルを引っ張ってきて、ヒューズボックスに挿せば完了です。
ここの取り回しが悪くてかなり作業性が悪かったです。
8-4.アース
アースはヒューズボックスを止めている六角から取ることにしました。
構造上ヒューズボックスの位置が悪くて、スペースが全然ないのでスパナが中々入りません…
小さい工具が無い場合はハンドル下のカバーを全部はずしてしまったほうが結果的に早く終わるかもしれません。
私はこんな感じでハンドル下のカバーを少し外しつつ、10mmのスパナを外側からさして地道に回しました。
ある程度緩めたらクワガタ端子を裏面に挟んで、再度締めれば完了です。
8-5.余ったケーブル
余ったケーブルはこの四角い穴が結構容量あるのでここにに押し込んでおきました。
9.完成




後はレーダー探知機の角度を地面と水平にしてあげれば作業完了です!
手順は長いですが1時間くらいで終わるくらいの作業量です。
視界の邪魔になる?
初めての吊り下げ式ですが、運転中は全然邪魔になりません。
設置場所も目から近いので画面も見やすくダッシュボードに設置するよりも使い勝手が良いかもしれないです。
まとめ
今回はWRX S4 VBH レーダー探知機取り付け方法ををご紹介しました。
ヒューズボックスから電源を取ることで簡単かつ、見た目もきれいに電源を取ることができます。
ブログにするとすごい長いですが、慣れている人なら30分くらいで設置できるくらい簡単な作業です。
Amazonなど安い店舗でレーダー探知機を購入し、自分で設置したら1-2万円くらいは安く済むのでぜひチャレンジしてみてください。
WRX S4の記事は他にもたくさんあるので要チェックです!
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