WRX S4 VBH DIXCELのスリットローターとMタイプブレーキパッドを購入しました!
純正ブレーキの利き具合がどうしてもしっくりこないと言う人が多いように感じます。
私もその一人で、どうしても我慢できなかったのでディスクローターとブレーキパッドの交換に踏み切りました。
結果は大満足なので、何がどうなったのか記事にしました!
純正ブレーキの挙動
初期制動が弱い
軽くブレーキペダルを押したときの初期制動が一般的な車よりかなり弱く感じます。
60Kmから赤信号で減速するときなどに、この感じでピッタリ止まれるだろうと思っていると全然止まれず、だんだん踏み込んでいくと突然急ブレーキになってしまうことが何度かありました。
※急ブレーキは極端な例えで実際はちょっとカックンとするブレーキになるくらいですが…
わかりやすい例えが難しいですが、初期制動は軽自動車に大人四人乗り込んだときのブレーキのききにくさが近いです。
その感覚で全然ブレーキが利かなくてヤバい!と思って踏み込むと、突然すごい制動力になるのです。
全然素直な挙動じゃないんですよね…
急ブレーキ時の制動距離は素晴らしい
なぜC220Dより制動距離が短いのに点数が低いのか?は置いておいて制動距離はドイツ車よりも短いです。
それくらい優秀なんです。
ただ、日常だと軽く踏んだときの利きにくさを感じることの方が圧倒的に多いので、コントロールしにくいのです。
なぜDIXCELを選んだか
ディスクローターとブレーキパッド、両方の適合がある会社がここしかなかった
WRX S4 VBHの場合は、ディスクローターとブレーキパッドの両方適合品がある会社がここしかありませんでした。
まさかの選択肢がありませんw
が、なぜかディスクローターの適合品を発売している会社が全然ないのです…
DIXCELのMタイプ(低ダストブレーキパッド)を選択した理由は挙動の素直さ
WRX S4 VBHですと低ダストブレーキパッドのMタイプかちょっとスポーツよりのESタイプが主に街乗り用の選択肢になってきます。
私はとにかく素直な挙動のブレーキパッドを探していました。
Mタイプは踏んだら踏んだ分だけきれいに利く低ダストブレーキパッド
Mタイプは低ダストブレーキパッドですので、純正よりちょっと良いくらいの制動距離になるようです。
ただし、純正のようにあるところから突然制動力がランクアップするのではなく、最初から最後まで踏んだら踏んだ分だけ素直に制動してくれます。
そしてなにより低ダスト!これは重視していなくても嬉しいことには違いありません。
ESタイプはMタイプより初期制動が強い感じ
ESタイプはワインディングやサーキット入門くらいの感じで発売されているオールラウンドタイプです。
私がいつもお世話になっているショップの感覚ですと、初期制動がMタイプよりも強い感じとのことです。
ただ、ブレーキダストは純正より多めですのでスポーツパッドと考えて使ったほうがよい製品になります。
DIXCELの製品は割と安価
今回、ディスクローターとブレーキパッドを4輪とも交換しました。
ショップでの工賃込みで95,000円です。
ENDLESSなどちょっと高価格帯の製品になるとブレーキパッドだけで70,000円近いので破格と言っても良いくらいの安さです。
その上、大手の安心感もあります。
これで純正と違い防錆処理もされているとなると選ばない理由がないくらいお買い得ですよね。
DIXCEL SDタイプ ディスクローター(スリットローター)
6スリット入りのスリットローターを購入しました。
12スリット入も選べるのですが、ブレーキダストの量がとんでもないことになるので、街乗りメインの場合は6スリットで十分かと思います。
6スリットだとあまり目立ちませんね。
実用性よりもドレスアップ目的なら12スリットの方がいいかもしれません。
ちなみに標準ディスクローターはこんな感じです。センターがすぐ錆びることを除けば、ほとんど違いはありません。
こうして見比べてみても6スリットだと全然目立たないですよね。
防錆加工済み
DIXCELのディスクローターは標準で防錆加工がされています。
純正のようにあっという間にサビサビになることがないので、きれいを保ち続けます!
制動距離が20%も短縮
スリットローターの効果って感じにくいですよね。
少なくとも街乗りメインのわたしは違いがわかりません。
公式サイトによるとなんと20%も摩擦係数があがるとのことで、ブレーキの利きはかなりよくなるようです!
プラス20%の制動力がもたらす安全性!
各種シミュレーションテストではPDタイプに比べ、摩擦係数が最大20%アップ!
DIXCEL公式サイトより引用
WRX S4 VBHの適合品は?
フロント用
リア用
DIXCEL Mタイプ ブレーキパッド
上で説明したように私は素直な挙動を求めていますので、Mタイプのブレーキパッドを購入しました。
低ダストなのに制動力を犠牲にしないブレーキパッド
ブレーキダストにお悩みの方におすすめ!ストリート用ダスト超低減パッド
ホイールが最も汚れにくい街乗り用ストッピングパワーを犠牲にすることなく、ダストは大幅に低減!
高いコントロール性により、ワンランク上のブレーキングコントロールが可能に!
唐突に効くのではなく、踏力に応じて効きが上がるビルドアップ型のため、同乗者も快適
ローター攻撃性も驚くほど低く、ローターのロングライフ化にも大きく貢献
これだけじゃよくわからないので実際にメーカーの方へお話を聞いてみました。
ブレーキダストの正体は実は鉄粉
ブレーキダストの正体って実はディスクローターが削れた際にできる鉄粉なんだそうです。
ブレーキパッドのゴムかすは飛んでいってしまうので、ホイールに付着することはほぼないん
低ダストブレーキパッドはローターを削らない
低ダストブレーキパッドには特殊なコーティングが含まれていて、それをディスクローターに塗りながら(コーティングしながら)ブレーキをかけているそうです。
このコーティング層を上手く使うことでローターを削らないけど、制動力を犠牲にしない夢のような低ダストブレーキパッドが出来上がるのです。
このコーティングが利かなくなった低ダストブレーキパッドは本当にただの利かないブレーキパッドなので大変危険です。
ブレーキ温度が上がりやすいスポーツ走行は絶対にやめましょう。
WRX S4 VBHの適合品は?
フロント用
リア用
ディスクローターは向きで制動力を変えられる
正回転 VS 逆回転
ディスクローターはこういう感じでスリットの向きを変えることで、性能特性を変えることができます。
逆回転の方が当たり前ですが高くなります。
つまり逆回転の方が制動力が上がるということですね。
その代わりブレーキパッドの摩耗が逆回転の方が早いです。
私は、初期制動に不満を持っていましたので逆回転で取り付けることにしました。
WRX S4 VBH DIXCELのスリットローターとMタイプブレーキパッドはどうか
製品説明通りかなり素直に利く
踏んだら踏んだ分だけ素直にブレーキが利きます。
このブレーキに変えてから思ったより止まらないと言ったことは全くありません。
これは実際に体感してもらわないとわからない部分ではありますが、純正ブレーキの挙動に違和感を持っている人は交換を強くオススメします。
制動力も純正と同等にはある
低ダストブレーキパッドは制動力に難があるイメージでしたが全くそんなことはありませんでした。
純正より利いているとは思いませんが、純正と同等くらいの制動力は確実に発揮してくれています。
街乗りならこれで困ることはほぼないので、十分ですね。
スリットローターに低ダストブレーキパッドは矛盾していない?
スリットローターというのは制動力を高める分、ブレーキダストが増えるものになります。
それをセットで装着するのは矛盾していない?と思う方もいるかも知れません。
ちょうど1,000Kmくらい高速や峠道、渋滞などいろいろな路面状況で走ってきましたのでその時の写真です。
スリットにだけブレーキダストが貯まる
こんな感じできれいにスリットにはダストがたまります。
スリットローターを使う意味はスリットに出すとを入れることで制動力を保つことなので、こればっかりはどうしようもありません。
ホイールはきれいなまま
ホイールはご覧の通りかなりきれいな状態を保っています。
泥汚れはありますが、ブレーキダストによる真っ黒な汚れはほとんどついていません。
まとめ
個人的にはWRX S4 VBHの嫌なブレーキ挙動がほぼなくなったので非常に満足の行くパーツ交換となりました。
純正ブレーキの挙動が気に入らない人はぜひ交換してみてください!