ジェイコムの点検商法が悪質すぎるので対策を書きます

ある日、郵便ポストにジェイコムからメンテナンスに関する紙が入っていました。
マンション全室に対して一斉に実施しているようですが、我が家はジェイコムと契約している覚えはありません。
しかし、強制的な点検と思わせるような内容で、無視するわけにもいかなそう

皆様の元にもこんなチラシや、実際にベルを鳴らされての案内がされていないでしょうか。
この記事では、この実態をまとめています。

結論を先に書いておきますが、これはほとんどの場合、定期点検ではなく定期営業です!
中にはマンションの管理をジェイコムが委託されていて正規に点検している場合もあるかと思います。
しかし、そうでは無い事例が多数あるようですので、注意喚起の意味も込めて本記事にまとめました。

我が家は警戒されているのか、2023年は1回もチラシが入りませんでした。
隣のマンションにジェイコムの車がとまっていたので今年も来たかと思っていたのですが…我が家だけでは情報収集ができなくなってしまいましたので、皆様からこのブログへ情報提供をお願いしたいです。
いただいた情報は被害者を少しでも減らすために(きちんと自分の判断で契約有無を決められるように)当ブログで事例として公開いたします。コメントでもお問い合わせフォームからでも構いませんので情報提供よろしくお願いします。

メンテナンス内容

2022年に最新の案内文が来ていたので画像を差し替えました。
このようなメンテナンス通知の紙と返送用の申込用紙2枚セットでポストに入っています。

ポストに入っていた案内用紙にはこのように書かれていました。
ジェイコムの安定した放送電波を提供するために以下の2つの定期調査と希望者へのサービス紹介を実施するとのことです。

  1. 配線不具合調査
  2. 電波強度測定
  3. ご希望の方へ有料サービスのご案内

おおよそ投函日の一週間後くらいが用紙の回収日となっていて、それまでに希望の日時を書いて返信してくださいと書かれています。
しかも「返事がない方へは直接お宅に伺います」との注意書き付きです。

 

私はジェイコムを契約していないのでなにかの間違いだと思って放置していました。

引っ越し直後に電話がかかってくるパターンにも遭遇しました。
内容は概ね上記のチラシと同じです。管理会社などと連携して電話番号を入手しているものと思われます。
どちらのパターンも内容は一緒で、大家に頼まれて実施しているかのような手口でしたので注意してください。
家を借りた直後に電話でこんなこと言われたら断れないですよね…

 

遂にジェイコムがやってくる

無視していたら紙に書いてあった通り、営業が我が家にやってきました。
ここからの対応が本当に酷く、詐欺まがいだったのでその手口を公開します。

強制点検と思わせる営業内容

ピンポンを出て初っ端、営業が怒っていました!

JCOM
前にメンテナンスの紙をポストに入れたんですけど、ちゃんと返事くれました!?
返事くれないと困るんですけど!!
すみません、ジェイコムに加入してないので間違いだと思って返事をしませんでした。
JCOM
マンションでジェイコムに加入されているのでお宅だけ点検しないわけにはいきませんし、返事をしていただかないと困ります!

親切なコメントをいただきましたので追記します。

マンションのオーナーさんがJCOMと契約していて本当に点検に来ているパターンもあるようです。
点検時に問題があれば故障部品の交換などを実施してくれるみたいなので、この場合は受けても良いかもしれません。

しかし、他のいただいたコメントを見る限り、実際には有料契約の営業がメインの場合も多いと思われます。
いずれにしても注意が必要ですね。

 

ジェイコムのサービスも使ってないしテレビも持ってないから結構です。
JCOM
テレビがなくても調査が必要なんです。
テレビが無いのにですか!?
見れなくたって困りませんよ。
JCOM
家にアンテナ端子が付いているので、テレビの有無に関わらず調査する必要があります。
来週の何時頃にお伺いしますので必ず家にいてください。
それでは失礼します。
…(面倒だけどしょうがない。
法定点検みたいなものかな?)
大家さんの意向です!みたいな雰囲気で迫って来るので、強制点検なのかと勘違いしてしまいます。
個人的には火災報知器等の定期点検などと同じレベルの法定点検のように感じました
こんな風に迫られたら大半の人はOKしてしまうと思います。
実際に、初めてジェイコムがやってきたとき私の妻はアポを取ってしまいました。

悪質な営業手口

最初のメンテナンスについての返事をしなかったことで、あたかもこっちが悪いような雰囲気を出してから怒涛の営業が始まりました。

 

私はインターネット回線もジェイコムではないですし、ケーブルテレビも契約していないのでジェイコムとは一切関係がありません。
点検される理由がどこにもないんですよね。
しかも、テレビが無いと言っているにも関わらず電波強度の点検とかもう意味わからないじゃないですか。

 

冷静に考えるとあまりにも理不尽な営業なのでですが、ジェイコムは必須の点検なんだからきちんと返事しろみたいな感じで迫ってくるので冷静な判断ができずOKしてしまう人は多いと思います。

こんな理不尽な営業に負けてOKしてしまうと、その人の評価や給料に反映されてしまうので断固として拒否したいところです。

点検を受けてしてしまうと有料サービスへの営業が始まる場合がある

被害者が多いようで、インターネット上にも色々な体験談がありましたので、その内容をまとめました。

基本的に営業は絶対される

用紙にはご希望の方には有料サービスの案内と説明と書いてあるのですが、回答に関係なく皆様ほぼ強制的に営業されているようです。
逆に営業されなかった話は、ほとんど見つかりませんでいた。

営業の鉄則「家に上げてもらう」をクリアする

訪問販売で一番大変なことは「家の中に入れてもらう」です。
1日歩いて1件も家の中に入れないことが当たり前の世界なのに、この手法だと確実に家の中に入れます。
そこから営業できるのはかなり強いです。

家の中に入れてしまうと断るのが大変だから契約してしまう。

家に上がり込まれた状態での営業を断るのは、大変な労力が必要です。
一応名目通りの点検はしているので詐欺にはならないようですが、営業手口が嘘に近いことを言いつつ、強引なので消費者センターにもかなりの数のクレームが上がっているようです。

中には本当に点検だけして帰っていく人もいるみたいですが、強制営業が始まると思っていた方がよいです。

身近に高齢者がいる場合は確認を

近所のご老人が営んでいる小さなお店は見事にこの手口に騙されていて、使いもしない高額なサービスを契約していました。
ケーブルテレビ、インターネット回線、ウイルス対策ソフト導入、初期設定、駆けつけサービスなどてんこ盛りの高額商品です。

 

本人はインターネットのつなぎ方もわからなければ、パソコンもほとんど使っていません。
使っていないパソコンでトラブルが発生することはありえないので、駆けつけサービスなんて使うことはありません。

 

ご両親や祖父、祖母あたりも知らない間に契約してしまっている可能性があるので、ぜひ確認してみてください。
月々数千円の出費だと目立たないのでよくよく確認すると実は契約していたパターンは結構あると思います。

 

より巧妙になっている営業手口(随時更新)

ここではより詳細に手口を公開していきます。
皆様のコメントからも追記していきますので、ぜひ営業手口をコメントしてください。

私一人だけですと、到底営業手口の全ては集めきれません。
これを公開していくことで、納得していないのに契約してしまう事件を少しでも減らしたいと思っています。
ご協力お願いします。

 

念のため記載しておきますが、絶対に契約してはいけないとは思っていません。
ケーブルテレビとセットにすることで利便性を感じる方も居ますし、金額が安くなるのであれば喜んで契約する方も多くいると思っています。
そういう方はどんどん契約するべきです。しかしながら、騙されたと感じる人が多い現状があります。
契約者自身がよくわからないまま契約してしまったり、
強制点検だと勘違いしてしまったり、
点検だと思ったら営業されたと感じてしまったり、する人を少しでも減らして
お互いが気分良くなればと考えております。

最近は電波の混雑がと言う理論で契約を迫る手口 2023/6/8更新

JCOM
最近はマンションのみなさんがNTTやKDDIなど色々な回線を契約しているから、電波やWi-Fiが混雑している。
このマンションはもともとJCOMが引かれているから、ここ一本にすればそういうことが起こらなくなる。
だから、他社の回線を解約して、JCOMにしましょう。
料金も安くなりますよ!
…何言ってるかよくわからないけど…
(別に今のままでも不便してないけど、迷惑掛けてしまってるのかな?)
(安くなるなら契約してもいいか?)はい、そういうことなら契約します。

 

と言った営業手法が流行しているようです。

私は実際にこの手法に出会ったことがないので、正確にこのように伝えているかはわかりませんが、一般の方々はこのような解釈をするような説明になっていることは間違いなさそうです。

 

この理論はITの技術者(専門家)が聞いてもよくわからないです。
なんで他社の回線を使っていると電波が混雑するのかが、全然わかりません。

次回勧誘が来たときに、実際に家に上げて営業トークを聞いてみようと思っていますので、更新を楽しみにしていてください。
かなり厳しいツッコミが入れらると思っています。

KDDI系のショップでの勧誘手口 2023/6/8更新

これは私の親戚が携帯を買いに行ったときにされた営業手法です。
今の時代、わざわざキャリアのショップへ携帯を買いに行く人は、テクノロジーに明るくない人が多い現状があります。(一部の特価品目当てを除く)
そこに付け込んで、携帯を買わせつつ、インターネット回線も契約してやろうと言う一石二鳥の営業ですね。

この携帯に機種変お願いしまーす
店員
ありがとうございます!
ちなみに、家のインターネット回線はどうなっていますか?
もしかするとこのタイミングだとお安くできるかもしれませんよー
今いくらくらい払ってますか?
インターネットが遅かったりしませんか?
5,000円くらい払ってます。
あんまりネットはしないので遅いと思ったことはありません。
あ、でもこの前よくわからないけどネットに繋がらないことがあって…
店員
それは問題ですね!
では、専門の担当に変わりますので少々お待ち下さい。
店員2
おまたせしましたー
確かにネットに繋がらないことがありそうですねー。
これは問題です!
さっそく、お宅にお伺いして色々と確認させていただきたいのでご都合の良い日時を教えてください。
xx月yy日の12:00頃であれば大丈夫です。
店員2
ではその日にお伺いしますね!

親戚には後日キャンセルしてもらいました

この親戚の家のネットワークは私が全て面倒を見ている状況でしたので、本人に何度も説得しキャンセルしてもらいました。
間違いなくメリットが無かったので。

「店員はすごい親切だった。悪い人じゃない。 親切でわざわざ家の点検をしてくれるんだ。」
「せっかくこんなにいい話をしてくれたのに、なんでキャンセルなんて失礼なことをするんだ!」

と、全然納得していませんでしたので、説得が大変でした。
本当に営業が上手いんだろうなーと関心してしまいます。

実際に家に来てもらった後にどうなるかまでは、検証できませんでしたが回線切替の提案をされることはほぼ間違いないでしょう。
携帯を買いに行くご老人にも、このようなことがあると積極的に教えてあげてください。

ジェイコムの点検商法の対策

すぐに断りたい場合は、任意点検なのか確認すること

一番効果があるのはこの点検は任意ですか?強制ですか?と聞くことです。

流石に強制とは言えないようでこの質問をすると任意だと答えてくれます。
これだけで一発逆転して断る口実が作れるので後は「任意なら結構です」と断ってしまいましょう。

管理会社や管理人に連絡し出入り禁止にしてもらう

管理人がいるようなマンションに住んでいるようでしたら、悪質な業者は出入り禁止処分にしてもらうことができると思います。
これが一番平和的な解決だと思いますが、条件が厳しいですね。

根本対策は消費者センターに動いてもらう

こういった問題は全国の消費者センターにメールか電話で相談できます。
ここで苦情の数が多くなると行政が動いてくれる可能性があがります。

皆様の声が大きくなればなるほどこの手法はなくなっていきます。
すぐに対策してくれるわけではないので面倒ですが、相談し続けることは大事です。

消費者庁 相談窓口のリンクはこちら

国民生活センターのリンクはこちら

どちらも行政のページになりますので、安心して利用できます。

上手な断り方

それでは上記の対策を踏まえて、確実に営業を断る会話をしていきましょう。

JCOM
以前メンテナンスの案内用紙をポストに入れましたけど、返事くれました!? 返事くれないと困るんですけど。
このメンテナンスは強制ですか?任意ですか?
JCOM
任意っすけど?(急に口調が荒い
任意なら結構です。
JCOM
あっそーっすか。 (イライラ

面白おかしくしてるのではなくて、本当にこんな感じの対応を毎回されるのです。
本当にどんな教育を受けている会社なのか呆れ果ててしまいます…

1. 強制なのか任意なのかを確認して断る

ジェイコムに何か言われたら一言「強制ですか?任意ですか?」と聞くだけで簡単に断ることが可能です。
強制と嘘をつくことは流石にできないようで、実際にこのパターンで何度も撃退しています。
ただし、この言葉を発すると急に口調が悪くなって、イライラをぶつけられることが多いです。
流石に大丈夫だと思いますが逆恨みされていそうで怖いんですよね。

2. 点検だけ実施してもらい有料サービスの営業は全て断る

これは少し怖いですが、電波強度に問題があったり、製品が劣化していたりする場合には実際に修理対応をしてくれるようです。
そのため、「最近テレビの映りが悪い」など問題に心当たりがある人は点検を受けてもらったほうがよさそうです。

この場合は、あらかじめ「有料サービスは不要」と伝えておくなどして、必ず営業を断る必要があります。
同居人の中に断るのが苦手な人がいると、知らない間に契約してしまうケースもあると思いますので注意が必要です。

まとめ

3段階の飛び込み営業フローができあがっている

  1. 強制点検のような感じで案内がくる。返事をしなければ玄関で直接迫られる。
  2. 点検をOKしてしまうと家の中にジェイコムの人が家の中に入ってくる。
  3. 家の中に居座られた状態でジェイコムの有料サービス営業が始まる場合がある。

点検はただの口実で、3段階の飛び込み営業フローができあがっています。
普通の飛び込み営業だと殆どの人は玄関のドアを開けることすらしてくれませんから営業が本当に大変です。

 

しかし、点検を口実にすると家に入れる確率がグッと高くなるのでしょう。
飛び込み営業では家に入ることができたら勝ちと言う人もいるくらいですから手口としては非常に優秀ですよね。
被害者からしたらただの詐欺としか思えませんが…

 

このようにジェイコムは必須の定期点検と思わせる悪質な手口で定期点検を迫ってきます。
あまりにもやり口が酷いので、これはほぼ詐欺だと言うことを周知する意味でこの記事を書きました。

知らないと本当に断りにくい手口なのでみなさま気をつけてください!

あなたの親戚や近所にも被害にあっている人がいるはずです。

家の近所のご老人や親戚は実際にこの手口に騙されて、見方も分からないケーブルテレビの契約をしていたり、使いもしないインターネット回線に駆けつけサポートサービスが付随していたり、無駄な契約している人がいるはずです。

 

私の近所のご老人は完璧に騙されていて、ほぼ使いもしないケーブルテレビ、インターネット回線に加えて、駆けつけサポートサービスにも加入しているフルコンボ契約をしていました。
これの解約のお手伝いをしたことがあります。

騙される人がいなくなれば、このような悪質な商売は淘汰されていきますので、周囲の人たち含めてきちんと対策しましょう!

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