2022年11月24日に新型WRX S4の年次改良が発表されました。
記念すべき第一回目の年次改良で、C型になりました。
年次改良は、既に購入されている方にとっては、欲しかった機能が追加されていないか!?
新規に購入検討している方にとっては、旧型を買わずに待っていて良かった!!と思うかどうか、
本当にハラハラドキドキですよね。
そんな方々に向けて、年次改良でMT車は出るの?機能的な違いは?価格は?など、皆様の疑問点について徹底解説していきます!
新型WRX S4 STI Sport R EXを契約【価格は?納期は?】
新型WRX S4の年次改良内容
早速気になる年次改良の内容を見ていきましょう。
1.価格変更
一番インパクトがある年次改良が価格変更(値上げ)です。
円安、物価高の影響でどうしようもない部分はあると思いますが、新規購入者にとって嬉しい情報ではありませんね。
グレード | 旧価格(税込) | 新価格(税込) |
GT-H | 4,004,000円 | 4,004,000円 |
GT-H EX | 4,389,000円 | 4,389,000円 |
STI Sport R | 4,389,000円 | 4,444,000円 |
STI Sport R EX | 4,774,000円 | 4,829,000円 |
STI Sport Rシリーズが値上げ
STI Sport Rグレードだけ55,000円の値上げです。
少額ではありますが、値上げとなりました。
GT-Hグレードは価格変更がありませんので、本革シートや電子制御ダンパーなどSport Rにのみ搭載されている部品の値上げがあったものと思われます。
2.ヘッドランプ、室内灯消し忘れ防止機能の追加
ヘッドランプと室内灯の消し忘れ時の自動消灯機能が追加されました。
ヘッドランプは普通オートにしっぱなしだと思いますし、室内灯もほとんどの場合ドア連動にしていますよね。
そう考えるとあれば便利だけど、この機能が追加されたから年次改良後のモデルじゃないと嫌だと言う人はほとんどいないでしょう。
3.スマートキーにスリープ機能、モーションセンサーを搭載
スマートキーのスリープ機能は節電の意味もありますが、主にキースイッチの操作で鍵の開閉ができないようにするセキュリティ対策機能です。
一部の車では既に採用されているもので特に目新しいものではありません。
盗難防止の面では追加されてよかった機能の1つだとは思います。
モーションセンサーは具体的に何がどうなるのか、これだけだと分かりませんのでディーラーで詳細を確認し追記します。
4.ライトの操作を見直した
ライトスイッチ(レバー)が「車幅灯/尾灯&OFF」の1ポジションから、「車幅灯/尾灯」と「OFF」の2ポジションへ変更されました。
実際に私もこの車に乗っていますが、1ポジションのライトスイッチはライトの状態が分かりにくく、かなり使いにくいものでした。
これが改良されたのはユーザの声を聞いている証拠ではないかと思います。
しかし、ほとんどの人はライトをオートにしっぱなしだと思うのでメリットを享受出来る人は少ないのではないでしょうか。
SUBARU 「WRX S4」一部改良モデルを発表
おまけ MT車は当面発売されなさそう
みなさんが一番気になっているMT車は今回発表がありませんでした。
北米市場では既に発売されているMT仕様ですが、今回も日本での発表はありませんでした。
生粋のスバリストの方々にとっては、MT仕様がBRZしかない現状は本当に辛いことと思います。
ファンの願いを叶えるべくスバルも必死に頑張っていると思いますので、気長に待ちましょう!
年次改良後のモデルはお得?
ほぼメリットは感じられない年次改良
大きく4つの年次改良が入りましたが、個人的にはほぼ0と言って良いくらいメリットがないと思います。
それよりも、一番の売れ筋であるSTI Sport R EXの値上げが痛いです。
新車しか選択肢がない人はこれを購入するしかありませんが、将来中古車の比較をする場合には、初期型と1回目の年次改良型で差はないとして考えた方がよさそうです。
実際の買取価格も年式以外の部分で差が出ることはないでしょう。
欲しい機能
実際に車を所有している私からすると、年次改良部分はこういうのではなくてここを改良してほしかったと言う部分がいくつかありますので、希望を込めて羅列しておきます。
購入検討している方はこの不満に耐えられそうかよく検討してから購入してくださいね!
乗ってみないとわからない不満って結構あるんです。
- AVH(オートビークルホールド) のメモリー機能が欲しい
- いわゆる電動パーキングブレーキの機能ですが、エンジンを掛けるたびに「無効」状態で起動します。
あって損することはほぼ100%無い機能なので、「有効」状態で毎回起動するか設定を保存できるようにして欲しいです。
- いわゆる電動パーキングブレーキの機能ですが、エンジンを掛けるたびに「無効」状態で起動します。
- アイドリングストップの設定メモリー機能が欲しい
- エンジンを掛けるたびに「有効」状態で起動します。
そもそもアイドリングストップは焼け石に水でバッテリー代も回収できるか怪しい機能ですし、スバル車に燃費なんか求めていません。
これも毎回有効状態で起動するので、その都度設定変更が必要で面倒くさいです。
- エンジンを掛けるたびに「有効」状態で起動します。
- せめて、AVHとアイドリングストップの設定を1タッチで変更したい
- AVHとアイドリングストップをの設定をするためには「車両設定」→「AVHオフ」→「アイドリングストップオフ」→「ナビに戻る」と毎回4タップ必要です。
実質発進前の儀式となるのですが、これがもう本当に面倒くさいです。
- AVHとアイドリングストップをの設定をするためには「車両設定」→「AVHオフ」→「アイドリングストップオフ」→「ナビに戻る」と毎回4タップ必要です。
- シート調節部分が少ない
- 標準シートで10way、レカロでは8wayしかポジション変更ができません。
膝上の長さ、ランバーサポートの位置などが細かく変更できないので完璧なポジションに中々なりません。ミドルクラスセダンとして考えるとやや不満があります。
- 標準シートで10way、レカロでは8wayしかポジション変更ができません。
- 電動リヤゲートが欲しい
- WRX S4はびっくり箱みたいな勢いで開く、手動のトランクになっています。これもミドルクラスセダンとしてはいかがなものかと思いますので、電動トランクへ変更してほしいです。
スポーツカーとして考えた結果採用しなかったみたいですが、競合車種が欧州のC、Dセグメント車であればここはんとかして欲しいものです。
あまりの勢いで開くので、上に障害物あったらトランク凹みます。
- WRX S4はびっくり箱みたいな勢いで開く、手動のトランクになっています。これもミドルクラスセダンとしてはいかがなものかと思いますので、電動トランクへ変更してほしいです。
- ロードノイズがすごい
- タイヤハウス周りに吸音材がほとんど入っていませんので、ロードノイズがすごいです。
音だけは本当にスポーツカーのようなうるささで、長距離運転時に結構疲れます。
私はデッドニングで対処しようと思っていますが、標準採用してくれると嬉しいですね。
- タイヤハウス周りに吸音材がほとんど入っていませんので、ロードノイズがすごいです。
まとめ
新型WRX S4 VBH型の年次改良についてまとめました。
既に購入している方にとっては朗報と言っても差し支えないくらい、年次改良のメリットを感じなかったと思います。
逆にSTI Sport Rグレードを新規に購入検討している方にとっては、実質ただの値上げですので落胆の色を隠せないでしょう。
みなさまは年次改良の結果をどう受け止めますか?
色々考えて素晴らしいスバルライフを送りましょう!